通常、不動産の所有者が変わった場合には「所有権移転登記」をおこないます。しかしそのまま放っておいても罰則などもなく、また申請期限も定められていなかったため、名義を変えないままにしている人も多くいました。そこで政府は相続登記の義務化を進めており、2020年秋には国会で法案が提出されると見られています。所有権移転登記は自分でおこなうこともできますので、その手順を見ていきます。まずは「必要書類の作成」をおこないます。申請書フォーマットは法務局のサイトからダウンロードすることができますので、その他の書類と合わせて作成しておきましょう。書類がそろったら法務局へ提出しますが、ここで注意すべきは自宅近くの局ではなく対象不動産を管轄する局ですので、事前に管轄先を調べておくようにしてください。その後審査がおこなわれ、書類に不備がなければ提出から約1週間から10日で手続きは終わります。そして「登記識別情報」と「登記完了証」の受取りをして完了です。